公共空間利活用

仙台市の取り組み

青葉通賑わい空間イベント開催!

令和元年6月7日・8日、サンモール一番町のアーケードを中心に、「青葉通イチとイチ」が開催されました。
パン、焼菓子などのスイーツ、食料品、アクセサリーや雑貨など、2日間で合計約60店が出店しました。

「青葉通イチとイチ」の様子
「青葉通イチとイチ」の様子

訪れた方からは「お店の人から、商品の詳しいお話が聞けるのが楽しい」とか、「パン屋さんの隣にジャム屋さんが。両方買ってしまった」といった、買い物を楽しむ声が上がりました。

  • イベントの写真
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国家戦略特区の道路法の特例を活用!

このイベントの開催は、国家戦略特区の道路法の特例を活用したもので、今回は平成31年2月に新たに指定区域に追加された「青葉通賑わい空間」(地下鉄東西線「青葉通一番町駅」出入口付近)も会場の1つとなりました。
当日はオープンカフェを開設。ケータリングカーでコーヒーを買い求め、カフェスペースで休憩する姿が見られました。

  • イベント初開催となった青葉通賑わい空間へのケータリングカーの出店写真1
    イベント初開催となった青葉通賑わい空間
  • イベント初開催となった青葉通賑わい空間へのケータリングカーの出店写真2

起業家育成や販路拡大支援の場に!

イベントに出店された方の中には、これから企業を考えている方や事業を始めたばかりでテストマーケティングとして出店された方も。
「びんのおのや」の店主、髙城友貴さんは、季節のくだものをてんさい糖で煮込んだジャムやはちみつバターを販売し、このイベントの1回目から出店しています。
「実店舗をもっていないので、お客さまと直にふれない、商品の特性などを説明しながら販売できるこのような機会はとても貴重です。
試食した瞬間の笑顔を見られるのもうれしいです」と、出店の動機や楽しさを話します。
このように、中心部商店街のイベントは、起業家育成や販路拡大の支援の場としても活用されています。

また今回、8日限定で「親子で楽しむ癒しと遊びスペース」がサンモール一番町商店街に初登場しました。企画・運営は一般社団法人SC.FIELD(エスシーフィールド)。
「見慣れた商店街も、靴を脱いで座ってみたり、何かを作ってみたりすると、案外、新鮮で楽しいもの。人が自然に集い、笑顔になれる。そんな“居場所”がつくれたらいいなと思っています」と話すのは、代表理事の大坂ともおさん。
「目線の高さを変えるだけで、楽しさが発見できる」と参加した親子にも大好評でした。

  • 「びんのおのや」店主 髙城友貴さん
    「びんのおのや」店主 髙城友貴さん
  • 親子で楽しむ癒しと遊びスペースの写真
    親子で楽しむ癒しと遊びスペース

たくさんの笑顔があふれた2日間、主催者である一般社団法人まちくる仙台の事務局は「特区制度の活用により、今回は青葉通にオープンカフェの設置という新たな取り組みができました。
また、このイベントは、商店街の協力があって実現できていることもたくさんあります。今後は、もっと商店と交流できるよう、工夫をしていきたいと思います」と、話していました。

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