融資制度を活用し、忙しいママさんの子育てサポート!
質の高いサービスを提供し続けるため、一般社団法人等支援保証融資制度を活用しています
一般社団法人にこにこサポート 代表理事 木皿 美奈子さん
2017年5月、仙台市が新たに提案し、国家戦略特区のメニューとして、社会課題の解決に取り組む一般社団法人・一般財団法人に信用保証を拡大する制度※(下記※参照)が認定されました。
この制度を活用した一般社団法人にこにこサポート代表理事の木皿さんに、制度の活用のいきさつや今後の事業展開などについてお話を伺いました。
事業内容は?
にこにこサポートでは、ご家庭でのシッターサービスを中心に、家事の代行や一時託児を行い、忙しい子育てママさんたちをサポートしています。最近はイベントや展示会などの会場に出向き、お子さんをお預かりする派遣型の託児を企業から依頼されることも増えてきました。
制度活用のきっかけは?
実は先日、車を買い換えなければならなくなり、そのための資金について、金融機関に相談したところ、この制度を紹介いただきました。いま、私の仕事の7割がお子さんの習いごとなどへの送迎なので、車はなくてはならないもの。大変助かりました。
この制度を使ってみてどうでしたか?
この託児施設を整備する際は、父に保証人になってもらい、内装費用を銀行から借りました。当時、事業の実績がほとんどない私どもが、保証人を立てずにお金を貸していただける枠はありませんでした。経済的自立を数字で示すことが事業を継続する上で必要不可欠であることを痛感したのです。資金繰りに困ったとき、信用保証付きの融資を受けることで事業を継続できるのは、本当にありがたいです。
今後の抱負は?
忙しいママさんの頑張りは、私にとってのお手本です。私自身もシッターとして働いていますので、現場のニーズやシッターの大変さもわかります。お子さんが自分の家でゆったりと過ごすことができるように、またお母さんが安心してお仕事に打ち込めるように、質の高いサポートを提供していきたいです。
※「一般社団法人等支援保証融資制度」とは?
通常、中小企業融資制度の融資対象は、中小企業信用保険法において信用保証の対象となる「中小企業者(NPO法人含む)」のみですが、この信用保証の対象を「一般社団法人等」に拡大しました。社会起業家の資金調達を円滑化にするために、本市が提案したメニューであり、平成29年8月より運用を開始しています。
(詳しくは一般社団法人等支援保証融資制度のページ(仙台市HP)をご覧ください。)
(注意:上記記事内容は2019年5月に取材した当時のものです。)