スタートアップビザ制度の活用で起業に成功!
外国人起業の支援制度により起業への準備がよりスムーズに
英会話教室「Zoom Zoom EngIish」代表取締役 ジェイソン・ルイスさん
行政書士仙台フォレスト法務事務所 特定行政書士 武山 真志郎さん
2017年11月、スタートアップピザ制度※(下記※参照)を活用し、仙台駅のほど近くに英会話教室『Zoom Zoom EngIish』を聞いたハワイ出身の実業家ジェイソン・ルイスさん。
数年前に観光で来日した際、ジェイソンさんは仙台の魅力に触れるとともに、ビジネスチャンスを見出し、仙台での起業を決意。外国人起業支援の専門家である行政書士の武山さんと知り合うことで、2017年4月に運用を開始した、スタートアップピザ制度の存在を知りました。本制度の活用により見事起業に成功したジェイソンさんと、そのサポートの中心となった武山さんのお二人にお話を伺いました。
制度活用のきっかけは?
【武山さん】平成29年6月にジェイソンさんが来仙した際には、ハワイのご自宅を売却し、ご家族も一緒でした。ジェイソンさんの意気込みを感じ、何としてもとの制度を活用して、開業できるようサポートをしようと思ったのを覚えています。
この制度を活用することのメリットは?
【お二人】通常、外国人が起業する場合、来日前にオフィスを開設するなどの様々な条件をクリアしなければなりませんが、この制度を活用することで、準備段階から仙台に滞在することができ、多くの人に会い、創業に向けた協力を得ることができました。事業を始める時には、すでに良いチームができあがっていたのが、この制度の魅力だと思います。
今後の事業展開は?
【ジェイソンさん】今後、仙台市外でも英会話教室を開業するなど、事業を拡大していくのが目標です。さらには、ハワイの起業家に仙台の魅力をPRし、仙台での起業を勧めていきたいと考えています。
英会話教室『Zoom Zoom English』
- 所在地
- 仙台市若林区新寺2丁目1-18佐々木ビル2階
- TEL
- 070-2430-8891
- URL
- https://www.zoomzoomenglish.com/
※「スタートアップビザ制度」とは?
平成29年4月より、市内で創業する外国人を対象に在留資格の取得要件を緩和しています。通常は、事業所の確保や常勤職員2人以上の雇用などの条件をあらかじめ満たす必要がありますが、本市では「創業活動計画書」の提出により、入国から6ヵ月間の創業活動期間が与えられます。
在仙企業と外国人起業家の連携等により、地域産業の海外展開等の相乗効果を創出を図ります。
(詳しくはスタートアップビザ制度のページ(仙台市HP)をご覧ください。)
(注意:上記記事内容は2018年3月に取材した当時のものです。)